リザーブドプランの審査基準を保証会社と金利から探る!”裏の審査基準”はこんなに奥深かった!

地銀・信金のカードローン 2021/10/29 2935view

スルガ銀行カードローン・リザーブドプランの審査基準について、保証会社と金利設定から徹底調査!普段知ることのできない"裏の審査基準"とも呼べるものについて徹底解説しています。

銀行系カードローンには、私たちの知ることのできる審査基準と、絶対に明かされることのない審査基準の2つがあります。それは、リザーブドプランも同様です。

審査基準は保証会社や金利設定といった部分からも推測することが可能で、そこから審査基準のハードルが高いかどうかを知ることができます。

リザーブドプランの保証会社から審査の柔軟性を探る!本当の基準はどこにある?

カードローンの審査基準は、それ自体が超極秘事項となっているため、利用者側である私たちが容易に知ることはできません。例えば、審査に落とされてしまい、それに不満を抱いたところでなぜ審査に落とされてしまったのかは絶対に教えてもらうことはできません。

それもひとえに、私たちの知らない何かが審査基準となっているからに他なりません。それはリザーブドプランも同様です。申し込みしやすいカードローンとして知られていますが、無事に借入ができた人がいる一方で、残念ながら審査落ちしてしまう人もいます。

なぜ審査に落ちた!?理由は自分で探るしかありません!

もはや言うまでもありませんが、数年以内に債務整理等をしているとか、半年以内に何件ものカードローンに申し込んでいるといった場合は、それが審査に落とされてしまう要因となっています。この場合は、審査落ちの理由を探る云々以前の話となります。

しかしそうではなく、はっきりとした理由すら分からないのに審査に落とされてしまった場合、それはやはり自身で原因を探るしかありません。どんなに問い合わせても教えてくれない以上は、自分で原因を突き止めておかないと、他のカードローンへ申し込んでも同じ結果を繰り返すだけになるという悪循環にハマってしまいます。

リザーブドプランの審査基準を再確認してみよう!

まず、現段階で把握できるリザーブドプランの審査基準を見てみましょう。

  • 申し込み資格を満たしている
  • パートアルバイトOK
  • 専業主婦OK
  • 勤続年数が1年未満でもOK

申し込み資格とされるものも、下記のようなごく一般的なものに過ぎません。

  1. 満20歳~70歳まで
  2. 安定した収入がある
  3. 日本国内に居住

ここから分かるのは、リザーブドプランの審査がどれだけ柔軟性に富んでいるかを知る指針となります。

リザーブドプランの審査は比較的柔軟性に富む傾向!

審査の厳しさを知るポイントとなるのが、専業主婦OKというところと、勤続年数1年未満でもOKというところでしょう。ご存知のように、世の中には専業主婦でも融資可能な銀行系カードローンと、専業主婦はNGとなっている銀行系カードローンが存在しており、当然ながら専業主婦OKのカードローンの方が審査に柔軟性があることは疑いようがありません。

また、勤続年数にしても、他のカードローン審査では長ければ長いほど審査通過に有利ですし、リザーブドプランのように、「勤続1年未満でもOKですよ」と謳っているカードローンはほとんど無いに等しいくらいです。この2つだけでも、リザーブドプランの審査は比較的柔軟性の高い傾向にあることが分かります。

審査落ちになる理由を探ろう!虚偽や記載ミスは命取りです!

リザーブドプランの審査基準がどちらかといえば柔軟な部類に入るということが分かったところで、実際に審査落ちとなってしまう場合の原因を探ってみましょう。主な審査落ちの原因としては次のようなものが挙げられます。

  • 申し込み内容に虚偽もしくは間違いがあった
  • 他社借入額や他社借入件数が多い
  • 安定した収入はあるがそもそも属性が低すぎる

虚偽申請の主な内容は以下のようなものです。

  1. 年収をごまかした
  2. 他社借入額や借入件数をごまかした
  3. 住所や電話番号に間違いがあった
  4. そもそも勤務実態のない企業を記載した

考え得る審査落ちの原因としては、概ね以上のようなものが原因となっているケースがほとんどです。よくありがちなのが、属性を良く見せようとして収入を多く記載してしまうことと、他社借入額や借入件数を少なく申告してしまうことでしょう。

少なくとも、過去にカードローンを利用したことがあれば、信用情報機関へ問い合わせれば簡単に嘘を見抜かれてしまいます。また、記載内容に誤りがった場合は、申告すれば申し込みを取り消してはくれますが、再度の申し込みでは限度額が低くなってしまったり、審査に落とされることもあります。申し込み内容は正直に、間違いのないように記載するのが絶対条件です。

隠れた審査基準!?保証会社による審査基準がある

ここまで挙げてきた審査基準は、あくまでも一般的に知られている審査基準で、リザーブドプランだけでなくどのカードローンにも共通している基準です。しかし、そうしたいわゆる”表の審査基準”に対して、”裏の審査基準”というものも存在しています。それが保証会社の定めている審査基準です。

銀行系カードローンの場合、必ず保証会社を通じて審査が行われています。保証会社は、消費者金融や信販会社といった、銀行よりも個人向け融資の実績ノウハウが豊富な会社が請け負っており、銀行系カードローンはこの保証会社の保証を受けられる人のみにローンカードを発行しているのです。つまり、「審査が通る=保証会社による保証を受けることができた」という意味になります。

保証会社の審査基準は各社ごとに異なります!

保証会社の審査基準は、各保証会社によって様々です。一般的に審査が柔軟だと言われる消費者金融であっても、保証会社という立場になると自社審査を行うよりもシビアな審査を行います。それは、万が一債務者の返済が滞ってしまった場合は保証会社が銀行へ代位弁済しなければならないというデメリットがあるからなのです。

保証業務を行う上では慎重に審査を行う必要があるため、必然的に審査基準も高めに設定されてしまう傾向にあります。そのため、銀行系カードローンは審査が厳しく、また審査時間も長いと言われているわけですね。銀行によってはある程度の自社基準を設けているところもありますが、概ね総体的には保証会社の審査結果が重視される傾向にあります。

リザーブドプランの保証会社は3社!それぞれの傾向は?

転じてリザーブドプランの保証会社に目を向けてみましょう。基本的に、保証会社は1社のみというところや多くても2社というケースが多い中で、リザーブドプランの場合は3社もの保証会社が付いています。

  • オリエントコーポレーション
  • スルガ・キャピタル
  • ダイレクトワン

以上が、リザーブドプランの保証会社となっている3社です。オリエントコーポレーションは「オリコ」という愛称で知られている信販大手で、みずほ銀行カードローンなどの保証会社も務めています。スルガ・キャピタルはスルガ銀行と同グループの企業で、保証業務など主体としています。ダイレクトワンは、こちらもスルガ銀行グループの会社で、一昔前までニコニコクレジットという中堅の消費者金融だったと言えばご存知の方も多いかもしれませんね。現在ではスルガ銀行の完全子会社となっています。

オリコはシビアな審査で有名!他の2社は同グループ!審査の柔軟さに期待できる?

3社のうちで最もシビアな審査を行うのがオリコです。オリコは、自社審査でもシビアなことで知られていますので、保証業務ということになればさらにシビアな審査基準を敷くことは間違いありません。そうなると、審査の柔軟性という意味では同グループ企業であるスルガ・キャピタルとダイレクトワンがどの程度の審査基準を敷いているかということにところがポイントとなってきます。

同グループの、いわゆる身内企業が保証会社となっている場合、一見すると審査基準もハードルが低そうに感じられますが、万が一不良債権が発生したとなると、グループ内でそれを処理しなければならなくなってしまいます。そうしたデメリットを考えると、同グループの企業が保証会社を務めているからといって安心はできません。然るべき審査体制を敷いていると考えておいた方がいいでしょう。

どうしても知ることのできない保証会社の審査基準!結局のところどうなの?

シビアだなんだと言われても、結局のところはどうなの? という憤りを覚えられる方もいらっしゃっるでしょう。一般的に、複数社の保証会社を設けている場合は、1社の審査でダメならもう1社という形で、どちらかの審査に通ればOKということになっています。その流れでいけば、リザーブドプランも3社いずれかの審査に通過すればOKという意味になります。

一方では、別の見方もできます。つまり、スルガ銀行と取引のある人は同グループ内で審査を行い、そうでない人はオリコに一本化しているという見方です。審査基準というものが分からない以上はあくまでも推測となってしまうことはお許しいただきたいのですが、これもあながち的外れな見方ではないですし、大袈裟な見方でもありません。そうなれば、スルガ銀行と取引がある人の方が、多少は審査に融通を利かせてくれる可能性もあるということになります。

金利設定からも審査基準が分かる!?最高金利14.9%の意味するものとは!?

ここからは、金利設定からリザーブドプランの審査基準を計ってみることにします。実は、そのカードローンの金利がどのくらいに設定されているかでも審査基準を知ることができます。ちなみにリザーブドプランの金利は、年3.9%~14.9%となっています。

金利は融資額が低ければ低いほど高くなります。30万円や50万円といった融資枠は少額融資となりますので、恐らくほとんどの人は年14.9%という金利でリザーブドプランを利用することになるはずです。ここで注目して欲しいのが年14.9という数字です。

その金利には意味がある!適当に設定されたわけではありません!

カードローンの金利というのは、各カードローンごとに異なっています。人件費や店舗運営費などが必要ないネット銀行などでは金利もやや低く抑えられてはいるものの、それでも概ね14.0%前後が銀行系カードローンの平均的な金利です。

この14.0%という数字をリザーブドプランと重ねてみますと、ちょっと高めの金利設定になっていることが分かりますよね? この金利というのも、各銀行で適当に設定しているわけではありません。当然ながら、ちゃんとした理由があります。

貸金業者の金利が高く銀行系の金利が低い理由

同じカードローンであっても、一般的に銀行系と貸金業者とでは金利が異なります。銀行系の方が低く、消費者金融や信販系の方が高いというのは有名な話ですよね? 先のとおり、銀行系は14.0%代が平均なのに対して、貸金業者の場合は18.0%ほどというのが一般的です。

銀行系の場合は、仮に不良債権が発生しても保証会社が代位弁済してくれるためそのリスクを背負わなくてよいというメリットがあります。だからこそ金利を低く設定できるのです。貸金業者の場合は自社審査による融資のため、万一不良債権が発生した場合は自社で対応しなければなりません。そうした不良債権に対するリスクに備えるために、金利が高めになっているのです。

銀行系としては金利がやや高めのリザーブドプラン!審査にどのような影響がある?

リザーブドプランは年14.9%という金利です。これはギリギリ14.0%代に乗っているとはいえ、限りなく15.0%に近い値です。やはり、銀行系としてはちょっと高めの設定となている点は否めません。しかし、金利が高めということは、相応に不良債権リスクへの備えを行っていることの証でもあります。

ということは、裏を返せばその金利設定も審査の柔軟性に反映されていることになります。消費者金融が銀行系よりも審査が柔軟だと言われるのと同じで、不良債権リスクに備えて高めに金利設定されているということは、相応に審査基準のハードルも低いと考えられるからです。

リザーブドプランの審査基準まとめ|スルガ銀行と取引があった方が有利!

申し込み者には絶対に明かされることのない保証会社による”裏の審査基準”と、それが反映された金利から見る審査基準。この2つを合わせてリザーブドプランの審査基準を計ってみますと、そこには「スルガ銀行と取引があった方が有利」という結論が垣間見えてきます。

スルガ銀行の顧客であれば多少は融通の利く審査が可能!金利も低くなる?

スルガ銀行と取引がある、つまりスルガ銀行の顧客であれば、同グループの保証会社による審査が行われ、もしかすると金利も14.9%より低く設定される可能性もあります。なぜなら、リザーブドプランの金利は明確に定められていないからです。

通常、カードローンの金利というのは、融資額に応じて金利が設定されており、金利の内訳も表示されているものですが、リザーブドプランの場合はそうした表示すらされておらず、「年3.9%~14.9%の範囲で当行が決定いたします」と記載されているだけです。

取引内容が優良であればあるほど審査の柔軟性が高まる

そうなると、やはりスルガ銀行をメインバンクとして利用している人の方が、審査の柔軟性もさらに高くなると考えていいでしょう。これは、銀行系カードローンとしては、実は至極当たり前の審査基準でもあります。その銀行との取引内容に応じて金利が低くなるといったサービスを展開している銀行もありますので、リザーブドプランもそれに準じた審査を行っていることは確実です。

地方銀行カードローンでありながら全国からの申し込みに対応しているカードローンですから、スルガ銀行の営業エリアに住んでいようが営業エリア外であろうが、公平な審査が行われるという印象もありますが、そこはやはり銀行という特性上、営業エリア内なのか? エリア外なのか? そしてスルガ銀行の顧客なのか? などによって、審査ハードルの高さも変わっていくことになるのです。

保証会社と金利の関係で見ると逆のことも考えられる!

保証会社と金利の関係で考えていくと、もうひとつ別の捉え方もあります。それは、スルガ・キャピタルやダイレクトワンといったグループ企業が審査をして通過した場合は年14.9%の金利が適用され、オリコの審査に通った場合はもう少し低い金利が適用されるという捉え方です。

先に不良債権リスクについて述べましたが、同グループ内で不良債権リスクに備えるために年14.9%という金利が設定されていることは十分にあり得ます。オリコの場合、万一不良債権が発生してもオリコによる代位弁済を受けられるため、金利ももう少し低くなる可能性が大です。

属性が高いor優良顧客=オリコの審査

そうなるとさっきとは逆に、属性が高い人やスルガ銀行の優良顧客であるといった場合はオリコの審査が基本となる公算が高くなります。審査に通る可能性が高いため、金利も低く設定されやすくなるからです。

逆に、属性が低い場合やスルガ銀行との取引がない場合は、同グループによる審査を行った上、万一の不良債権リスクに備えて年14.9%の金利で融資を行うというのも十分に頷ける話です。

いずれにせよ、属性や取引内容が優良であればあるほど、金利の設定にも差が出るということは間違いありません。

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